久我山アレルギー患者の会設立趣意書
表記について未だブログに載せていなかったことをお詫びしてここに掲載いたします。
久我山アレルギー患者の会発起人 as
日本に於けるアレルギー治療の改善を訴える患者の会
(久我山アレルギー患者の会)
2005年5月
発起人
一 本会設立の趣旨
近時、日本では、特に春先に大量の花粉が全国を飛散・猖獗を極め、多くの国民がこれに的確に対応すべき医療を受けられずにアレルギー症状に悩まされ続けてきています。花粉症に悩む人々が年々増加し今日では国民の3割に達するといわれています。
花粉症は現在では全国的問題となっているにも拘わらず、厚生労働省および日本の医学界はアレルギー治療の根本的な対策をとっているとは思えません。厚生労働省の承認の下に日本の医学界によって現在国内で広く行なわれている不画一・千差万別の治療実態では対処できなくなりつつあることを問題とせざるを得ません。
現在の日本のアレルギー治療の実態は、アレルギー疾患への対症療法に中心がありアレルギー疾患そのものの予防治療については未だ端緒についたに過ぎないのではないかと思われます。米国では花粉に対してだけでも64種類のスクラッチ・テスト溶液と減感作治療液が現在実際に医療機関によって使われているのに対して、日本では厚生労働省によって認められている日本製のスクラッチ・テスト用液は12種類また減感作用治療液は4種類に限られているなどテストはできても対応する治療液がないなど、現下の日本のアレルギー治療のレベルは世界の先進治療の潮流の中で明らかに遅れており、この遅れた日本の医療事情を早急に改善させ、日本のアレルギー疾患に対する治療なかんずく予防治療を欧米並みのレベルに引き上げて貰いたい。
このアレルギー疾患の根本的な予防治療法として、欧米では既に半世紀以上も前から減感作治療法が主流として定着していると聞いておりますが、日本では全くといって良いほどこれが実施されていないのではないでしょうか。むしろ根本的な予防治療は大半の医療機関で無視されているといえるでしょう。アレルギー症状の根本的治癒を齎らす治療法を一刻も早く日本の医学界が採用して厚生労働省のバックアップ(保険上の対応も含め)のもとに国民をアレルギー疾患及びそれを原因とした皮膚疾患・呼吸器系疾患等の苦しみから解放される状況を創出すべきであります。
我々患者の会は、今日の医療環境の中で長屋宏医師のもとに、この減感作治療を基本にした長屋先生の緻密な患者個々の症状に応じた治療(以下、「長屋式減感作療法」)を受けてきており、その結果、その治療を長期且つ継続的に受けている我々患者の多くがアレルギー疾患から解放されつつあります。
その患者数については、長屋医師が米国から帰国してこの治療を開始されたこの15年間に延べ人数が1000人を超え、患者の居住範囲も久我山近辺に止まらず、静岡、愛知、大阪、沖縄に及び、現在も毎週ベースで治療を受けている患者数は100名を超えている状況であります。長屋医師が一人で対応できる限界を超えるこの患者数は如何にこの治療法がアレルギーに悩む我々患者達の苦しみを取り除いてくれているかを物語っています。このことをできるだけ多くの国民に知って戴きたいと願っております。
この治療法は日本で通常受けられる他の如何なる治療とも全く異なっており、これによりアレルギー症状に悩む国民が健康上且つ経済的にもより快適に過ごせる日本のアレルギー医療環境レベルを享受できるようになることを期し、この目標を一刻も早く実現させるため我々アレルギー患者自身が立ち上がる必要を感じます。
我々は前述のアレルギー治療の改善を目途に「長屋式減感作療法」を厚生労働省・日本医学界・マスメデイアに働きかけるため本会を設立するものであります。
二 当面の本会の具体的目標
1 前提
本会は「長屋式減感作療法」をアレルギー治療法の改革目標として全国へ広め且つその治療の担い手が途絶えることなく排出してくれることを当面の具体的目標としたいと考えますが、その理由はこの治療法が我々患者の受診経験のなかで最良の結果が出ていると感じているからであります。
2 米国での実情
米国では減感作療法がアレルギー免疫療法として確立されておりますがそれはどちらかといえば画一的・マニュアルどおりの治療をすべての患者に当てはめているようであります。事実、花粉症のメッカといわれる米国中西部での筆者の経験でもこの地方で受けた治療の多くは画一的・マニュアル型治療であったことを敢えてここに指摘したいと思います。この経験から、確立した減感作治療を行う米国においてすら直ちに「長屋式治療法」ほどの緻密さが治療実態として一般化しているとは言えないのではないかと思えます。
3「長屋式減感作療法」の定義
「長屋式減感作療法」は、2つのカテゴリーに分れ、その第一は対症療法であり、第二が予防治療であります。対症療法では投薬治療により現に患っている苦しみを軽減することを目的としています。この治療法は現在日本で広く行われていると思われます。しかしこれは単に苦しみを和らげるだけでその苦しみの拠ってきたる原因の除去につながる治療ではないのであります。この原因の除去を目的とする治療がまさしく「長屋式減感作療法」の第二のカテゴリー即ち予防治療であるアレルギー免疫療法であります。
「長屋式減感作療法」は、米国で現在確立実施されているアレルギー免疫療法をさらに進化させた長屋先生独特のきめ細かな減感作治療法であります。長屋先生の治療法は、最大100種類を越えるプリック・テストに基づく患者各個のアレルギー症状に応じた注射液を作るところから始め、その日々の症状に応じた適量の注射液の投与とその反応に合わせた対応というきめ細かな治療を長期に亙り粘り強く行うものであり、これを症状にあわせ週2回を基本に行い、液の投与蓄積量が増すにつれその効果発生の長短は個人差はあるが確実に顕れており、このことは、以下に示される患者の実体験でその証明が窺い知れるところであります。共通して最重要といえることは患者側のこの治療を続ける長期に亙る堅固な意思であります。何故ならこの治療は継続的に通院が不可欠であるうえに即効性に欠けるが故に惜しむらくは少なからぬ患者がこの治療法に見切りをつけて辞めてゆくケースが少なくないのであります。けれども、辞めていった患者のなかにはこの治療に復帰している患者(筆者もその1人)も少なくないのではないかと思われます。
三 症例
(花粉症)50歳の主婦
三十代半ばから花粉症を患っていたが平成9年長屋医師の治療をTVで知りこの治療を開始して7年の後マスクも頬かむりもしない普通の生活をおくっている例。
(慢性気管支炎・喘息)66歳男性
当初毎日呼吸困難で死を覚悟していた状態で長屋先生の治療を開始したが目立った成果を感じずに何度か辞めかかった後、結果的に8年続いた治療の暁に毎週1~2回の通院と1日1~2回の吸入をするだけでほぼ普通の生活に復帰し、イネ科の花粉アレルギーがあるにも拘わらず毎週ゴルフを楽しめるほどに回復している例。
(アトピー性皮膚炎)34歳の女性会社員
アトピー性皮膚炎を30年も患い他の複数の医療機関でさじを投げられて長屋医師を訪れた患者の症状が2年で軽快し現在皮膚科の世話にならないで済んでいる例。
(気管支喘息)34歳主婦
中学2年に気管支喘息と診断され以後喘息の苦しみに苛まれ幾多の医療機関・漢方医の治療で成果なく、この治療を開始して7年の後現在普通の生活に復帰している例。
以上、現在長屋医師のもとで確実に回復しつつある症例は枚挙に暇がありません。
四 厚生労働省への具体的要望事項
(具体的要望の背景)長屋先生はいまだに矍鑠としてはおられるとはいえ御高齢故に、患者のなかには現在の治療をいつまで受けられるかに不安を感じ、後継者ができるだけ多く輩出し日本国中いつでも何処でもこの治療を受けられる環境の実現を願う気持ちが高まっております。従って、我々患者の会は特に次の二点につき可及的速やかに実現すべく要望したいと考えます。
(第一の要望)「長屋式減感作療法」を全国に敷衍させるため、アレルギー学会が後継者育成に力を注げるようバックアップしてもらいたい。
(第二の要望)「長屋式減感作療法」は米国での治療を日本で実現するものであり従ってそれに必要な米国製のテスト用と治療用エキスが必要であります。これらは日本アレルギー協会を通して入手可能でありますが、現在保険でカバーされていないため自己負担が基本となり、このような患者の経済的負担軽減のため保険対策を実施してもらいたい。
上記を当面の目標として我々久我山患者の会は会員メンバー一致結束のもと活動を開始することとしたい。
以上


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